【初心者向け】HDR(ハイダイナミックレンジ)とは何か?

コラム「【初心者向け】理解しておきたい!iPhoneカメラの基本的な使い方」にて、「HDR」(ハイダイナミックレンジ)というワードが出てきましたが、聞き慣れない単語だったり、初めて耳にしたという読者も多かったのでは?と思います。

 

前述のコラムでは、

「HDR」(ハイダイナミックレンジ)とは、1度の撮影で露出の異なる3枚の写真を撮影し、それぞれの露出の良い部分を合成して、1枚の写真にする機能です。タップでオンオフを切り替えることができます。

と書きましたが、3枚の写真を1枚にすると、具体的にはどうなるのか、こちらの写真をご覧ください。

2015-05-05 19.18.38 normal

こちらは通常モードで撮影した写真ですが、HDRをオンにして撮影すると…

2015-05-05 19.18.40 HDR

階段のライト部分が、くっきり見えるようになりました。

では、逆に、この写真を合成前の状態にバラすと、どうなるでしょうか。

3hdr

このように、明るい写真と暗い写真の3枚の写真になります。これら3枚の写真を同時に撮影・合成して、コントラストを調整し、くっきりと見せています。

 

「ダイナミックレンジ」とは、カメラ用語で、カメラが認識できる最も明るい部分と最も暗い部分の範囲のことで、その明暗範囲を広く取ることができる技術が、「ハイダイナミックレンジ(High Dynamic Range)」です。

 

HDRの利点とは?

通常、iPhoneで何も手を加えずに撮影した場合、明るい部分が「白飛び」したり、暗い部分が「黒つぶれ」したりで、全体的にメリハリのない写真になることがあります。

2015-05-05 19.16.13

この写真の場合、水中にある照明が明るすぎて、通常のダイナミックレンジを超えてしまい、左右の噴水周辺に白飛びが見られます。

これでは噴水なのかドラゴン花火なのか判別し難いでしょう。

2015-05-05 19.16.15 HDR

しかし、HDRで撮影すると、白飛びが大分抑えられ、噴水の水しぶきや水面も見えるようになりました。噴水だけでなく、右上の街灯の白飛びも小さくなっています。

中央の「ようこそ金沢へ」の文字もすっきりしているように見えます。

このように、自然なメリハリをつけ、限りなく“肉眼で見た状態に近い”写真を撮れるのが、HDRのメリットといえるでしょう。

 

HDRは同時に撮影した写真を数枚合成させるため、乗り物など“動きのあるもの”の撮影には適さないので、ご注意を!

 

Writer Profile

浦和武蔵

浦和武蔵